Bプレミア2026-27は、開幕から約3週間で早くもチームカラーが見え始めました。
10月11日の全試合終了時点で、西地区は広島ドラゴンフライズが6勝0敗、名古屋ダイヤモンドドルフィンズと三遠ネオフェニックスも無敗。東地区ではアルバルク東京と群馬クレインサンダーズが5勝1敗で並んでいます。
一方で、昨季までのイメージ通りには進んでいないクラブもあります。千葉ジェッツは2勝4敗、アルティーリ千葉は2勝5敗、茨城ロボッツは0勝7敗。逆に富山グラウジーズは4勝3敗まで勝ち越し、Bプレミア初年度で存在感を見せています。
今回は、Bプレミア2026-27の最新順位と、開幕3週で見えてきた5つのポイントを整理します。
※順位・成績は2026年10月11日全試合終了時点。10月12日の試合結果は反映していません。

Bプレミア2026-27|10月11日時点の上位順位
| 地区 | 順位 | チーム | 成績 |
|---|---|---|---|
| 東 | 1 | アルバルク東京 | 5勝1敗 |
| 東 | 2 | 群馬クレインサンダーズ | 5勝1敗 |
| 東 | 3 | 仙台89ERS | 4勝3敗 |
| 東 | 4 | 富山グラウジーズ | 4勝3敗 |
| 西 | 1 | 広島ドラゴンフライズ | 6勝0敗 |
| 西 | 2 | 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ | 5勝0敗 |
| 西 | 3 | 三遠ネオフェニックス | 5勝0敗 |
まず目につくのは、西地区にまだ無敗チームが3つ残っていることです。
広島は6勝0敗、名古屋Dと三遠も5勝0敗。まだ序盤ですが、今季のBプレミアは西地区の上位がかなり強い可能性があります。
1|西地区は広島・名古屋D・三遠の無敗3チームが先行
開幕3週で最も分かりやすいトレンドが、西地区上位の安定感です。
広島は6連勝。名古屋Dと三遠も無敗をキープしています。特に名古屋Dは、川崎との開幕2試合、島根との2試合、そして10月11日の茨城戦まで、すべてアウェーで勝っています。
名古屋Dは5試合で平均89.6得点、FG成功率48.8%、平均22.4アシスト。さらに1試合平均9.8スティールはリーグトップです。
3ポイント成功率は28.2%と高くありません。それでも勝てているのは、ボールを止めず、2ポイントで効率良く得点し、守備からトランジションを作れているからです。
「3ポイントが入っているから勝っているチーム」ではないところが、今の名古屋Dの強さだと思います。
2|齋藤拓実が名古屋Dの攻撃を整理している
10月11日の茨城戦では、名古屋Dが90-78で勝利しました。
前半終了時点では39-46と7点ビハインド。しかし後半に逆転し、最後は12点差まで広げています。
中心にいたのが齋藤拓実でした。
- 21得点
- 10アシスト
- 3リバウンド
- 2スティール
- ターンオーバー1
- FG 9/17
シーズン平均でも14.4得点、8.2アシスト。5試合すべて先発で、名古屋Dのオフェンスを完全にコントロールしています。
茨城戦で象徴的だったのは、名古屋Dが3ポイントを8/27に抑えながらも、2ポイントで24/39、成功率61.5%を記録したこと。ペイント内得点も42-28で上回りました。
齋藤がピック&ロールから守備をずらし、ペイントへボールを届ける。そこから周囲がフィニッシュする。今の名古屋Dは、派手さ以上に攻撃の整理が非常に上手いです。
3|東地区はA東京と群馬。ただし群馬の初黒星が示したこと
東地区ではアルバルク東京と群馬が5勝1敗で並んでいます。
群馬は開幕から5連勝を飾りましたが、10月10日に長崎ヴェルカへ59-70で敗れ、今季初黒星を喫しました。
ここまでの群馬は守備が大きな強みです。スタンリー・ジョンソン、ケリー・ブラックシアー・ジュニアを中心に、フィジカルで相手のリズムを壊せるチームになっています。
ただ、長崎戦では59得点。シーズン平均得点も76.7点で、上位チームとしては決して高くありません。
つまり群馬は、守備で試合をコントロールできる日は強い一方、オフェンスが止まった時にどう勝つかが次の課題になります。
逆に長崎にとっては非常に大きな勝利でした。
4|0勝4敗から長崎が2連勝。王者がようやく動き始めた
昨季王者の長崎ヴェルカは、Bプレミア開幕からまさかの4連敗でした。
しかし10月8日に信州を74-71で破ると、10月10日には5連勝中だった群馬を70-59で撃破。これで2勝4敗まで戻しています。
まだ平均得点は71.2点でリーグ下位。リバウンドも平均33.0本と課題はあります。
それでも、リーグでもトップクラスの守備を見せていた群馬を59点に抑えたことは意味が大きいです。
長崎は10月12日に神戸ストークスとホームで対戦します。ここを取れば3連勝。0勝4敗という最悪のスタートから、一気に5割へ近づけます。
王者がこのまま沈むのか、それともここから戻るのか。今週のBプレミアで最も注目したいチームの一つです。
5|富山4勝3敗は偶然ではない。A千葉を94-74で圧倒
開幕前の予想以上に面白いのが富山グラウジーズです。
10月11日はアルティーリ千葉に94-74で勝利。これで4勝3敗となり、東地区4位につけています。
富山は7試合で平均85.9得点。ブライアン・アンゴラが平均24.0得点、ダラル・ウィリス・ジュニアが平均7.9リバウンドを記録しています。
昨季までのイメージで「下位候補」と見るのは危険です。
もちろんシーズンはまだ始まったばかり。それでも宇都宮を破り、東京SRを破り、A千葉にも20点差で勝ったという結果を見ると、Bプレミア初年度のダークホース候補に入れていいでしょう。
千葉ジェッツは2勝4敗。でも北海道戦の109得点は明るい材料

千葉ジェッツは2勝4敗。優勝候補として考えると苦しいスタートです。
ただ、10月10日のレバンガ北海道戦では109-103で勝利。オフェンス面では少しずつ形が見えています。
ネイト・ウィリアムズは平均28.5得点と圧倒的なスコアリングを続けています。チーム平均得点も95.5点でリーグ3位です。
問題は、得点できるかどうかではなく、40分を通して守備を安定させられるか。
10月12日は横浜ビー・コルセアーズ戦。ここで連勝できれば、序盤の1勝4敗から立て直したと言えるラインに近づきます。
→ 千葉ジェッツ1勝4敗スタートをスタッツで分析した記事はこちら
10月12日のBプレミア|今日見るならこの3試合
10月12日はまだ第3週の試合が残っています。
| 開始 | カード | 見るポイント |
|---|---|---|
| 14:05 | 佐賀 vs 群馬 | 群馬が長崎戦の初黒星からどう修正するか |
| 15:05 | 横浜BC vs 千葉J | 千葉Jが今季初の連勝を狙う |
| 15:05 | 長崎 vs 神戸 | 0勝4敗から長崎が3連勝まで伸ばせるか |
Bプレミア開幕3週で分かったこと
まだ5〜7試合しか消化していないので、順位だけでシーズンを決めつけるのは早いです。
それでも、今季はすでにいくつか傾向が見えています。
- 西地区の上位3チームが無敗
- 名古屋Dは3Pに依存せず勝てている
- A東京と群馬は守備をベースに東地区をリード
- 富山が予想以上の競争力を見せている
- 長崎、千葉Jのような強豪も簡単には勝てない
Bプレミアになって一番面白いのは、「名前のあるチームが普通に負ける」ことかもしれません。
ロスターの質だけでなく、移動、日程、試合ごとのマッチアップ、ターンオーバー、リバウンドの1つ1つがそのまま勝敗に出ています。
開幕3週で早くも、リーグ全体の競争力はかなり高いと感じます。
まとめ|Bプレミアは西の無敗3チーム、東のA東京・群馬が先行
10月11日時点では、広島6勝0敗、名古屋Dと三遠が5勝0敗。東ではA東京と群馬が5勝1敗です。
ただし、その下では富山が4勝3敗まで浮上し、長崎は0勝4敗から2連勝。千葉Jも北海道戦で109得点を記録して復調の兆しを見せています。
まだ序盤だからこそ、1試合で順位の印象が大きく変わる。
10月12日の試合が終われば、Bプレミア第3週の勢力図はさらに更新されます。World Hoop Labでも、順位だけではなく「なぜ勝っているのか」をスタッツと試合内容から追っていきます。


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