
B.PREMIERがいよいよ始まる。2026-27シーズンのBプレミア バッシュ事情を追うなら、ロスターや戦術だけでなく選手の足元も見逃せない。
今回は2026-27シーズンのB.PREMIERで注目したい日本人選手から、富樫勇樹、黒川虎徹、渡邊雄太、富永啓生、テーブス海の5人をピックアップした。
基準はシンプルだ。単に「プロが履いている」だけではなく、2026年時点で本人との関係を確認でき、一般のプレーヤーも購入を検討できるモデルを優先した。メーカーが着用モデルまで公式発表しているものと、直近の試合写真・公式投稿からモデルを確認したものは区別して紹介する。
※2026年9月20日時点。プロ選手は試合やコンディションによってモデル・カラーを変更することがあります。価格・在庫もカラーや店舗によって変動します。
Bプレミア バッシュ5選|まず結論、5足はかなり性格が違う
| 選手 | モデル | 公式価格の目安 | 特徴 | 向いていそうなタイプ |
|---|---|---|---|---|
| 富樫勇樹 | CONVERSE 2FACED MID | 16,500円 | 反発・安定性・ストリート性 | ガード/デザインも重視 |
| 黒川虎徹 | ASICS SWIFTACE | 20,900円 | 一歩目・切り返し | スピード系ガード |
| 渡邊雄太 | ASICS NOVA SURGE 3 | 19,250円 | クッション・ジャンプ | ウイング/ビッグ |
| 富永啓生 | UNDER ARMOUR Curry 13 | 22,990円 | FLOW・グリップ・ストップ&ゴー | シューター/ガード |
| テーブス海 | adidas Harden Vol. 10 | 20,900〜22,000円 | LIGHTBOOST・ラジアルトラクション | PG/クッションとグリップを両立 |
「どれが一番いいか」ではなく、何を一番重視するかで選ぶべき5足だ。ここからは選手本人のコメントやメーカー公式の設計意図まで見ながら、それぞれの違いを掘り下げる。
1. 富樫勇樹 × CONVERSE 2FACED MID|“スニーカーに見えるバッシュ”

最初は富樫勇樹の2FACED MID。今回の5足の中で、見た目のキャラクターが最も分かりやすい。
2FACEDが最初に大きく注目されたのは2026年1月のスキルズコンテストだった。富樫が一見すると普通のスニーカーのようなシューズで出場し、そのまま優勝。CONVERSEはその後、7月の「UNAVERAGE FES. 2026」でモデル名を正式発表し、9月から販売をスタートした。
名前の由来もそのままで、「本格的なバッシュ」と「日常で履けるストリートシューズ」の二面性から2FACEDと名付けられている。
中身は見た目以上に競技寄りだ。高反発E.V.A.ミッドソールに加え、前足部には軽量・高反発素材のKaRVOプレートを搭載。中足部には幅広のシャンクを入れてねじれを抑え、アウトソール外側の巻き上げで横ブレにも対応する。
価格はMIDが16,500円。今回の5足では最も定価が低く、競技用と普段履きの両方を狙えるのは面白い。
2FACED vs CONS UNAVERAGE MID|富樫勇樹のバッシュ比較
富樫勇樹のバッシュ遍歴|Nike KyrieからCONVERSEまで
2. 黒川虎徹 × ASICS SWIFTACE|本人の“履き分け”が面白い

アルティーリ千葉の黒川虎徹は、今回の5人の中でもシューズ選びについてかなり具体的に話している。
ASICSは2026年4月に黒川とのアドバイザリースタッフ契約を発表。その中で本人は、試合のコンディションに応じてSWIFTACE、UNPRE ARS LOW 3、NOVA SURGE LOW 2の3シリーズを履き分けていると説明している。
その中で最も着用機会が多いのがSWIFTACEだ。黒川は、コンディションが良い時はスピード感を重視してSWIFTACEを選び、特に一度スピードを緩めてディフェンスの反応を引き出し、タイミングをずらす場面で推進力を感じるという趣旨のコメントを残している。
この話はSWIFTACEの設計とかなり一致する。ミッドソールには樹脂製パーツSPEEDTRUSSを搭載し、必要な方向へのねじれを許容しながら、一歩目と素早い方向転換をサポート。アウトソールもグリップを重視したラバー設計だ。
単純に「速い選手向け」というより、緩急を使って相手を動かし、そこからもう一度加速するガードに面白い一足だと思う。
価格は20,900円。黒川本人が「疲労がある時は別モデルを選ぶ」と明言している点まで含めると、プロがバッシュをどう使い分けているかを考える材料にもなる。
3. 渡邊雄太 × ASICS NOVA SURGE 3|クッションとジャンプを重視

千葉ジェッツの渡邊雄太は、2026年1月からASICSのアドバイザリースタッフとなり、公式にNOVA SURGE 3を着用している。
渡邊が契約時に評価していたのは、派手な反発だけではなく足への負担の少なさとクッション性だった。ASICSの発表では、本人がシューズを履いた直後の快適さやクッションの感触を気に入っていることも紹介されている。
NOVA SURGE 3は、リバウンドやジャンプが多いプレーヤーを想定したモデル。ミッドソールにはFF BLAST PLUSを採用し、クッション性とバウンス性を両立する。アウトソールは蹴り出し部分を厚く設計し、ジャンプ動作をサポート。さらに踵周りには起毛人工材を配置し、シューズ内部での踵のブレを抑える。
渡邊のようなサイズのあるウイングはもちろん、リバウンドや着地が多く、足への衝撃を少しでも抑えながらプレーしたい人には分かりやすい候補だ。
価格は19,250円。今回の5足の中では、「ガード向けの速さ」ではなく「高さと着地」を基準に選べるモデルだ。
ASICS公式|渡邊雄太とNOVA SURGE 3の特集を見る →
4. 富永啓生 × UNDER ARMOUR Curry 13|シューターの足元として見る
レバンガ北海道の富永啓生は、UNDER ARMOUR公式のTEAM UA契約アスリート。2026年の試合やBリーグオールスターでは、Curry 13の着用が確認されている。
ここは富樫・黒川・渡邊とは少し違い、UNDER ARMOURが「富永の指定着用モデル」としてCurry 13を発表しているわけではない。本記事では、契約ブランドの公式情報と、直近の試合・公式投稿で確認できる足元を照合した上で取り上げている。
Curry 13自体はステフィン・カリーの13代目シグネチャー。最大の特徴は改良されたFLOWアウトソールで、ラバーを使わない軽量なフォーム構造により、グリップ、反発、接地感をまとめて狙っている。公式説明では、カットやスタート/ストップをより速くすることを設計意図としている。
アッパーは通気性のあるメッシュにTPUオーバーレイを加え、外側にはTPUヒールカウンターを配置。ウイズはD相当と明記されているので、幅広の足では特にサイズ確認をしたい。
富永のプレーに当てはめるなら、単純な直線スピードよりも、スクリーンからの細かいフットワーク、急停止、シュート前の足のセットを繰り返すシューターにFLOWの特徴は分かりやすい。
定価は22,990円だが、2026年9月20日時点ではUNDER ARMOUR公式で一部カラーが大幅セールになっている。セール価格はカラー・サイズで変わるので、定価と在庫を見ながら比較したい。
UNDER ARMOUR公式|TEAM UAを見る →
UNDER ARMOUR公式|Curry 13を見る →
5. テーブス海 × adidas Harden Vol. 10|本人のこだわりは「ローカット・柔軟性」

アルバルク東京のテーブス海も、足元を見ると面白い。
アルバルク東京の2026-27公式プロフィールでは、愛用バッシュのメーカーをadidasと回答。さらに「バッシュのこだわり」については、ローカットと柔軟性を挙げている。足のサイズは29.5cm、自分の武器はスピード。かなりガードらしい回答だ。
直近の試合映像やアルバルク東京の公式投稿では、Harden Vol. 10の着用が確認できる。本記事ではその足元をもとに現行モデルとして紹介する。
Harden Vol. 10は、adidasとジェームズ・ハーデンの10作目。adidas公式Newsroomによると、フルレングスLIGHTBOOST、ラジアルトラクション、成形アッパーを採用し、ハーデン本人と調整を重ねたモデルだ。
見た目にはボリュームがある一方、テーブス本人がシューズ選びで「ローカット・柔軟性」を重視しているという情報と合わせて見ると、単純なデザインではなく、実際の動きの中で選ばれていることが分かる。
日本公式価格はカラーにより20,900〜22,000円。一部カラーはセール対象になっていることもある。サイズ展開が非常に広いカラーもあり、adidas公式では22.0cmから30cm超まで確認できる。
アルバルク東京公式|テーブス海プロフィール →
adidas公式|Harden Vol. 10の設計を見る →
結局どれを選ぶ?プレースタイル別ならこう考えたい
→ SWIFTACE
→ NOVA SURGE 3
→ Curry 13
→ 2FACED MID
→ Harden Vol. 10
ただし、プロと同じモデルだから自分にも合うとは限らない。足型、体重、ポジション、コート環境でフィット感は変わる。可能なら試着し、特に前足部の圧迫、踵の浮き、横方向へ踏み込んだ時のズレを確認したい。
「今買える」ことも大事|価格は定価を基準に比較したい
今回あえて「今買える」をタイトルに入れたのは、選手のPE(選手専用モデル)や入手困難な過去モデルではなく、一般のプレーヤーが実際に購入候補にできるものを紹介したかったからだ。
2FACEDは発売直後。SWIFTACEとNOVA SURGE 3はASICS公式で本人着用モデルとして展開され、Curry 13とHarden Vol. 10も現行商品として販売されている。
一方でセール価格だけを見て飛びつくのではなく、まずこの記事に載せた公式定価を基準にすると比較しやすい。今後、楽天市場やAmazonなどで正規取扱店の在庫・価格が確認できるモデルについては、購入先も随時整理していく。
Bプレミア 2026-27開幕直前|注目5チームとキープレーヤー
まとめ|B.PREMIERは選手の足元まで見るとさらに面白い
富樫の2FACED、黒川のSWIFTACE、渡邊のNOVA SURGE 3、富永のCurry 13、テーブスのHarden Vol. 10。
5人のプレースタイルが違うように、選ばれているシューズの方向性も違う。
特に面白いのは、黒川がコンディションによってシューズを履き分けていることや、テーブスが「ローカット・柔軟性」という明確な基準を持っていることだ。プロの足元を見る時も、単にブランド名を追うのではなく、「この選手はなぜこのシューズを選んでいるのか」まで考えると、自分のバッシュ選びにもつながってくる。
2026-27シーズンは開幕後も着用モデルを追い、変更が確認できた選手や新モデルについては更新していく。
参考・公式情報
CONVERSE|2FACED発売発表
CONVERSE|BASKETBALL SPEC
ASICS|黒川虎徹 アドバイザリースタッフ契約・着用シューズ
ASICS|渡邊雄太 アドバイザリースタッフ契約・NOVA SURGE 3
UNDER ARMOUR|TEAM UA
UNDER ARMOUR|Curry 13
アルバルク東京|テーブス海 選手プロフィール
adidas Basketball|Harden Vol. 10


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